カラマツ霧氷(霧ヶ峰)

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シリーズ 過去の未公開画像 その3

 私にとっての霧氷の魅力は、「カラマツ霧氷の幾何学的光景と白く輝く繊細な美しさにある。」と以前の記事(カラマツ霧氷)に書いているが、私をここまで魅了させるのは何故か?

 自然風景撮影では、その場所での最高の条件下でのみ作品として成立するが、霧氷においては、まず様々な気象条件が合致しなければ見られない。少なくとも自宅から200kmの移動は必要だから、私の休日と重なることを考えれば、出会える確立はかなり低い。条件がすべて揃ったとしても、雲や霧の具合によって霧氷が付く所と付かない所がある。いかに美しい光景でも、撮影不可能な位置ではどうしようもない。また、素晴らしい霧氷風景に出合ったとしても、その光景は太陽の光の当たり方で千変万化し、まさに一期一会の自然風景だ。気温が高ければ、すぐに融けてしまうから、時間との勝負でもある。つまり、霧氷は千姿万態の景観をなし、短時間で簡単に作品として完成させることができないものであるからこそ、私を惹きつけてやまないのだと思う。

 そんな霧氷風景をまた1枚掲載する。今回は、フィルムエフェクト・ソフトを使ってデジタル画像にフィルムの色彩を再現してみた。疑似的ではあるが、2009年に販売終了してしまったコダクローム64プロフェッショナル(PKR)風に仕上げてみた。

IMG_2275.jpg

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 2秒 ISO 100(撮影地:長野県諏訪市霧ヶ峰 2012.1.28)

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コメント(4)

こんばんは。
旅行中にスマホでお写真を見せて頂いていたのですが
やはりパソコンの画面で見たくて今開いて拝見しました。
霧氷の輝く光景はいつ見ても素敵ですね。
もしかして見られるかもしれないとピラタス蓼科樹氷見学が
入ったツアーを選んで行ってきました。
ロープウェーの係りの人は霧氷が見られますと言っていましたが
ホタルさんがお撮りになったような情景は見られなくて
残念でした。

こんばんは~。
だいぶご無沙汰してしまいました。
無事落ち着きました。
こういう風景は行けば必ず撮れるものでもありませんね。
霧や雲、光線の加減、時間帯で表情がガラリと変わり、
無念に終わることも多いでしょう。
美しい風景も一瞬なんですね。

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