雲見千貫門

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 山中湖からスタートした新年最初の遠征の最後を締めくくるのは、西伊豆松崎町の雲見千貫門。この風景が見たくてここまで来た。雲見千貫門は、西伊豆の景勝地の中でも絶景中の絶景。高さは約30m。岩の中央部に高さ約15m、幅10mほどの洞門が開いており、見る価値が千貫に匹敵するということから千貫門と名付けられたという。海と千貫門だけでも迫力のある光景だが、富士が見えなければ絵は完成しない。点景ではあるが、主役は富士である。

 14時、予定よりも早く到着。夕刻までの2時間半、断崖絶壁で待機する。知る人ぞ知る撮影ポイントだが、他に誰もいない。 16時頃になると1人やってきた。目的が同じであると自然に話が弾む。名古屋から昨日来たが、昨日は富士山がまったく見えず、一泊しての再挑戦との事。話す間、富士に雲がかかったり消えたり・・・日の入り10分前。ドラマが始まった。紺青の駿河湾と白く砕ける波、千貫門は夕日で赤く染まり、163mの烏帽子山越しに富士、この時期ならではの澄んだ空気、高い空には夕焼け雲。欲を言えば、もう少し風が強く白波が立っていれば完璧であったが、これだけの組み合わせが私の休日と重なるのは、まさに奇跡であると思う。

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雲見千貫門
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F22 1.3秒 ISO 100(撮影地:静岡県賀茂郡松崎町 2012.1.2 16:35)

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雲見千貫門
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F22 2秒 ISO 100 -1EV(撮影地:静岡県賀茂郡松崎町 2012.1.2 16:45)

 17時に撮影を終えて帰路につくが、帰りのことはまったく考えていなかった。西伊豆からは高速道路まで距離があってキツイ。沼津まで2時間かかった。その先の東名高速はUターンで35kmの大渋滞。結局、御殿場まで国道246号を進み、朝と同じ山中湖経由で中央道に乗り、小仏トンネルまでの渋滞17kmをこらえて22時に帰宅した。

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コメント(2)

こんにちは。
素晴らしい写真ですね。
富士山を海の向こうに見るのも格別です。
帰路は本当にお疲れさまでした。

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