伊豆湯ヶ島「浄連の滝」を経て河津へと向かうため、いわゆる「天城越え」をする。
江戸時代の下田路で天城峠を越えるには、難所続きで命がけの旅路だったらしい。明治には、天城隧道、旧天城トンネルが開通し、天城越えは楽になったと言う。この道は、日本の道100選として残り、川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台として、今でも文学的香りが漂っているが、私には、歌手石川さゆりが唄う「天城越え」(作詞:吉岡治/作曲:弦哲也)の方がインパクトが強い。この歌は、「天城峠」を生と死の境界として例え、不倫の女性が天城の山を見ながら「あなたと死にたい」という狂気に満ちた女性の心情が描かれている・・・いろいろな事を想いながら、国道414号の新天城トンネルを車で走り、あっという間に天城を越えてしまった。
少し時間があったので、河津七滝(ななだる)に寄ることにする。遊歩道を進むと、伊豆は東京に比べて暖かいのだろう、まだ紅葉が残っていた。肝心の滝は、残念ながら昨年の台風の爪痕が残り、7つある内の3つしか見ることができなかったばかりか、滝そのものは絵にならなかった。ただ、天城連山を源とする河津川と天城峠の西斜面から流れる荻ノ入川が合流する出合滝から流れ込む水の青さが印象的であった。
この後、いよいよメインである西伊豆松崎町へと向かう・・・つづく。
天城峠の紅葉
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/13秒 ISO 100 -1EV(撮影地:静岡県賀茂郡河津町 2012.1.2)
名残紅葉
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 6秒 ISO 100 -1EV(撮影地:静岡県賀茂郡河津町 2012.1.2)
河津川
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.2 1/200秒 ISO 100(撮影地:静岡県賀茂郡河津町 2012.1.2)
出合滝
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/4秒 ISO 100(撮影地:静岡県賀茂郡河津町 2012.1.2)
あけましておめでとうございます。
2枚目の「名残紅葉」とてもいいですね。
Udagawa様、明けましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。
ホタルのみならず、近場に虫の写真を撮りに行く時はお誘いいたします。