「浄蓮の滝」その言葉の響きから常楽我浄や涅槃寂静など仏教的イメージを強く抱く。今回初めて訪れるが、一体、どのような滝なのだろうか。
浄蓮の滝は、天城山中を流れる本谷川の断崖と峡谷にある高さ25mの滝で、玄武岩の絶壁を地ひびき立てて落下する名瀑である。名は、かつて左岸山中に浄蓮寺があったことに由来し、日本の滝100選にも選ばれている。滝壺の周囲には、伊豆と熊本県にだけ見られる珍しいシダ「ジョウレンシダ」が自生し、神秘的な雰囲気を醸し出している。
駐車場から深い谷底まで続く階段を下りて行くと、すぐさま全貌が明らかになる。大勢の観光客の傍らで、大型三脚にカメラを取り付けていると、係の方が鍵のかかった門を開けてくださり、私だけこっそり滝の正面に近づく。目前のただならぬ現実にイメージを重ねることができた。
この後、天城を越えて賀茂郡河津町へと向かう・・・つづく。
浄連の滝
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F13 0.5秒 ISO 100 -1EV(撮影地:静岡県伊豆市湯ヶ島 2012.1.2)
浄連の滝
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/8秒 ISO 100 -1EV(撮影地:静岡県伊豆市湯ヶ島 2012.1.2)
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