先月中頃、紅葉狩りに檜原村を訪れた時のことである。深い谷は日当たりが悪く、思ったほどカエデの紅葉が進んでおらず、がっかりしながら林道を下っていた。ふと暗い杉林を見上げる。ほとんど管理されていない杉林には、下草や雑木が茂っており、葉が黄色く色づいていた。私には、それがまるで杉林にヒメボタルが乱舞するような光景に思えたのである。
クロマドボタルの幼虫は、11月頃まで林内で発光し、異常気象の影響で秋にヘイケボタルが羽化することはあるが、他のホタルを含めて秋に乱舞することはない。この光景は、私のホタル幻想、ホタル・ノスタルジーである。
2枚目、3枚目は、7月に撮影した実際に乱舞するヒメボタルの様子だが、来年も見られるだろうか。ヒメボタルが発生するまで、あと半年。来年は、生態に関して探求したい課題も多くあるので、その時期が今から待ち遠しくてたまらない。
秋の杉林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 15秒 ISO 100 -1 1/3EV(撮影地:東京都西多摩郡檜原村 2011.11.12)
乱舞するヒメボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4(撮影地:山梨県南都留郡 2011.7.16)
乱舞するヒメボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4(撮影地:山梨県南都留郡 2011.7.16)
こんにちは。
本当にホタルが乱舞しているような眺めですね。
私にもそのように見えます。
来年のホタルシーズンもまた楽しみですね。
いろいろなことが待ち遠しいというのは、生活がとても充実されているからだと思います。
多摩NTの住人様、こんばんは。
歳のせいか月日が過ぎるのを年々早く感じます。あっという間に、またホタルの季節がくるかと思うとワクワクします。
生活が充実・・・ただの道楽ですから・・・