無念の小田代湖を後にして、また赤沼駐車場までとぼとぼと歩き始める。撮影意欲を無くしながら、今期最後の見収めと小田代ヶ原を眺める。これまでカラマツ霧氷しか頭になかったが、気持ちを切り替えて見てみると、新たな「美」を発見するものだ。小田代ヶ原の手前は凍りつき、中ほどは霜で真っ白、奥には朝日が当たって溶けた霜がキラキラと輝いていた。写真に撮ると、手前は日陰で色温度が低いため青く写る。この写真ならではの色彩がたまらない。二十四節気の霜降はとっくに過ぎているが、この一期一会の風景が、初冬の小田代ヶ原の今である。
霜降の小田代ヶ原
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 1/6秒 ISO 100 -1EV(撮影地:栃木県日光市 2011.11.26 7:59)
霜降の小田代ヶ原
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 1/4秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2011.11.26 8:04)
こんばんは。
1枚目のお写真、とても素晴らしいですね。
このようなお写真を撮ることの出来る機会は
なかなかないような気がします。
撮ろうと思っていた霧氷に出会えなくても
たまたま出会えた光景に感動なさったのではないでしょうか?
冬ならではの珍しい色彩を見せて頂きありがとうございました。
青い色がなんとも言えず素敵ですね。
granma様、こんばんは。
感動の基準は人それぞれで、この風景を撮っているのは私だけでした。
綺麗な風景だなと思った時、一体何を綺麗と感じたのか、考えることにしています。
そして、その部分を撮る。現像も楽しみの一つです。
この風景も一期一会で、二度と出会うことはないかもしれません。