シリーズ 雲の情景 その3
朝日が眩しい午前7時過ぎ、美ヶ原スカイラインを下り帰る途中、浅間山の麓、東御市と小諸市を覆い尽くす雲海に目がとまった。最初は、一面真っ白な平坦な雲海であったが、しばらくすると中央が盛り上がり灰色に染まった。そして、まるで津波のように押し寄せ始めたのである。一体、何が起きているのだろうか?
今度は、同じ位置から南方を見ると、やはり広がる雲海。手前右側は鉢伏山だろうか、左奥には蓼科と八ヶ岳連峰が雲に浮かぶ。目の錯覚だと思うが、地球の丸さを感じる光景だ。私は天空の世界にいる。ここには何もない。草原とすがすがしい空気があるだけだ。これら雲海の下には、先行き不安な政治と経済、悲しい事件の多い下界が広がっている。
雲海
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/80秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県松本市美ヶ原高原 2011.11.12 7:19)
雲海
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/80秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県松本市美ヶ原高原 2011.11.12 7:21)
夜が明けた、青空のはいった雲海のお写真、とても素敵ですね。
山にまだ雪が積もっていないのでこのような景色を楽しめるのですね。
こんにちは。
素晴らしい雲海ですね。
醜い下界を覆いつくして、別世界ですね。
平和で安心して暮らせる社会を期待したいものです。
granma様、こんばんは。
写真の山々には、まだ雪が積もってはいませんが、北アルプスの峰々は、真っ白でした。
雲の白さを引き立てたかったので、この方角を選んで撮りました。
美ヶ原は、本当に天空の世界でした。
多摩NTの住人様、こんばんは。
天空の世界からは、すべてを見渡せる、そんな眺めでした。
自分の行いも、いつも天から見られているのだと反省です。