シリーズ 雲の情景 その1
雲が織りなす一期一会の風景を3回に渡って掲載する。
初めて訪れる場所では、見慣れぬ新鮮さから感受性も豊かになり、何気ない風景にも感動するものである。夜半まで降っていた雨もあがり、空には満月が輝く。月明かりは、闇に対する恐怖を払拭するほど明るい。この美しい満月には、流れる雲が欠かせない。なぜなら、動的な雲の存在が、空の広さと無限さを表わすからである。
日の出15分前。見上げれば、紺碧の空に朝日に赤く染められた雲が流れていた。僅か十数秒の出来事であるが、無我夢中でシャッターを切っていた。時の流れを永遠にした瞬間、これまで見たことのない世界が私のものとなった。
これら雲が織りなす一期一会の風景は、これから始まる交響詩の前奏に過ぎなかった。
満月と雲
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1.3秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県松本市美ヶ原高原 2011.11.12 5:48)
朝日に染まる雲
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.8秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県松本市美ヶ原高原 2011.11.12 6:09)
こんばんは。
日の出前の時間、私には撮る事の出来ない時間帯なので
いつもホタルさんのお写真を感動しながら見ています。
今回も赤く染まる動きのある雲に期待が膨らみます。
granma様、早速のコメントありがとうございます。
自己満足の世界なので、あまり期待なさらぬようお願いいたします。