シリーズ 紅葉のR411 その3
一ノ瀬高原から国道411号線へは一之瀬渓谷の深い谷が続き、周囲の景観は、夏であれば秘境という言葉が似合うが、この時期は、山水画の理論家である郭煕の山水訓にある「秋山明浄而如粧」(秋山明浄にして粧ふがごとく )色とりどりの木々が山肌を覆う。昨年に出会った群馬の湯桧曽の紅葉と同様に、パレット(絵皿)に絵の具を置いたような光景だ。私は、これを「オータムパレット」と呼ぶことにする。
ちなみに、「春山淡冶而如笑」(春山淡冶にして笑うが如く)はこちら、春紅葉
「夏山蒼翠而如滴」(夏山蒼翠にして滴るが如く)はこちら、山滴る
一之瀬渓谷の紅葉
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F16 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:山梨県甲州市 2011.11.5)
一之瀬渓谷の紅葉
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:山梨県甲州市 2011.11.5)
一之瀬渓谷の紅葉
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.8秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:山梨県甲州市 2011.11.5)
こんにちは。
オータムパレットとは素晴らしい表現ですね。
紅葉の美しさは言葉がありません。
ホタルさんの『山粧う』の写真は絶品ですね。
次の『山眠る』が楽しみです。
多摩NTの住人様、こんばんは。
この風景にぴったりの言葉をずっと考えていて、
「オータムパレット」という私なりの言葉を当てはめてみました。
ただ眺めながらドライブするのも良いですが、
何か写真に撮ろうとカメラマン的な視点で見つめると
より一層、自然の素晴らしさに気づくことが多いです。