紅葉には一カ月ほど早いが、稲刈りも終わり静かな時が流れる初秋の里山。柔らかな夕日に照らされる柿やススキが、物悲しさを演出している。
池の辺ではアオイトトンボが、草むらではオンブバッタであろうか、寂しそうにじっとしていた。この2枚は、普段ほとんど使うことのないレンズをCanon EOS 5D Mark2 に付けて撮ってみた。アオイトトンボは、マクロ機能付きの28mm広角レンズ、オンブバッタは15mmの魚眼レンズである。背景の美しいボケを生かすマクロ撮影とは違い、どちらのレンズも、絞り込むと手前の昆虫に背景も写しこむことができる。どんな環境に生きているのかが分かる写真になるのである。(魚眼レンズは、ゲンジボタルの幼虫(水中撮影)で使用したことがある) Canon EOS 7D に付けると画質が極端に低下するが、フルサイズの5D Mark2 では、そこそこの画質が得られた。
初秋の里山
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/2000秒 ISO 3200(撮影地:東京都八王子市 2011.10.19)
初秋の里山
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.0 1/160秒 ISO 250 -1EV(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.23)
アオイトトンボ
Canon EOS 5D Mark2 / SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
絞り優先AE F14 1/30秒 ISO 100(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.23)
オンブバッタ
Canon EOS 5D Mark2 / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
絞り優先AE F16 1/13秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.23)
こんにちは。
里山の静かな風景は良いですね。
心が落ち着く眺めです。
昆虫写真の場合は、生育環境を写し込むテクニックも必要なのですね。納得です。一眼レフで交換レンズを駆使してみたいものですが、当面はコンデジです。
晩秋、初冬の素晴らしい写真をこれからも楽しみにしています。
多摩NTの住人様、こんばんは。
写真は、「カメラではなくレンズで撮る」と良く言います。
レンズによって写りが全然違いますので楽しいのですが、
交換するのが面倒で、結局、いつも使うレンズは2~3本くらいなんです。
今年の秋~冬は、昨年撮れなかった風景を撮りたいと計画しております。
撮れると良いのですが・・・
こんばんは。
里山の風景、心和む風景ですね。
柿の実った様子、池の向こうに稲を干しているはざがけ(?)が見えて
日本の原風景で、トンボやバッタが生息しているのですね。
こういう風景を都会の子供たちに見せてあげられると良いですね。
granma様、こんばんは。
都会の子供たちには、小さなビオトープではなく、本当の里山で色々なものを見て触れて遊んでほしいと思います。
こういった環境をまったく知らないで大人になってしまうのが
怖い気がします。