ルリボシヤンマ(Aeshna juncea juncea)は、オオルリボシヤンマに比べて平地性が低いと言われるが、東京都あきる野市2か所でオスの飛翔を確認し、青梅市では、メスの産卵も確認している。オオルリボシヤンマとは棲み分けをしており、挺水植物が繁茂する浅い池等に生息するのが一般的だが、青梅市では、防火用のため池(深さは不明)で繁殖しており、コンクリートに生えたコケに産卵をしていた。また、前述のように、オオルリボシヤンマが生息する池に隣接する水田上を飛んでいる場所もあり、本当に棲み分けをしているのかは確かではないように思う。
ルリボシヤンマは、オオルリボシヤンマに比べて少し小さく、瑠璃色の部分も少ない。また、オオルリボシヤンマのオスは、ほとんどホバリングしないが、ルリボシヤンマのオスは、5~10秒ほどのホバリングをするので、区別は容易である。
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/100秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.18)
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 1/250秒 ISO 320 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.19)
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 1/100秒 ISO 400 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.19)
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.19)
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/100秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.19)
ルリボシヤンマ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/60秒 ISO 400 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.19)
こんばんは~。
1枚目は奥の池のところですね。
私もなんとか1枚だけピントのあった写真がありました。
翌日も行かれたのでしょうか?
止まった姿も撮れたようで羨ましいです。
こちらのトンボも、マルタン同様目が美しいですね。
こんばんは
ルリボシ出てましたか。
ホタル様も高原湿地に行かれているのでご存知かとは思いますがルリボシヤンマとオオルリボシヤンマは同じ水域内(池など)で見られる事が多く水深のある中心付近にはオオルリボシが縄張り、岸辺付近の水深が浅い場所にはルリボシの縄張り飛翔が見られる事が良くあります。今回、僕が長野県へ遠征し訪れた高原の池でも同じ池に混在していました。
これはトンボに限った事ではありませが都市化が進み生息域が狭められている中、必ずしも教科書通りの場所に生息しているとは限りません。特にヤンマ類の場合は飛翔能力が優れいる種が多く生息環境が多少異なっていても、より多くの子孫を残そうと分布を広げているのだろうと撮影を通じてそう感じている次第です。
これは昨年の話しになりますが止水域に生息するマルタンヤンマがオナガサナエやアオハダトンボなどが生息する河川本流部の流れの緩やかな場所に少しだけ生えいたヒメガマに産卵しているところを目撃いたしました。
うっすさん、こんばんは。
翌日は、違う場所にも行ってみたのですが、思わぬところでもルリボシヤンマが飛んでいたので、びっくりしています。
半日粘って、ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマが木に止まっているところも撮影できました。ヤンマは、どれも目がきれいですね。
kojeeeさん、こんばんは。
貴重なご意見ありがとうございます。
「トンボに限った事ではありませが都市化が進み生息域が狭められている中、必ずしも教科書通りの場所に生息しているとは限りません・・・」
確かにそうですね。本来の生態を変化させて、環境に適応しようとしなければ生き残れない。能力の低い種は、絶滅してしまうかもしれない。ホタルがそうです。
本来の自然環境を保全、再生することが、何より大切だと痛感します。