フィールドである里山に出かけると、いつも決まって、まず谷戸田の奥のため池に行く。すると、黒っぽいトンボが仰向けで浮かんでおり、すくいあげてみるとタカネトンボであった。マツモムシがたかっていたが、まだ生きている。このトンボは何回も撮影しているが、タカネトンボ(飛翔)のように、いつも飛んでいるところばかりなので、枝に止まらせて撮影した。タカネトンボは、エゾトンボ科特有の輝く緑色の複眼と金属光沢のある胸部が美しい。体力が回復したのだろうか、撮影後、飛んで行った。
エゾトンボ科は、主に寒冷地や山岳地帯に生息するが、タカネトンボは低山地や丘陵地帯でも見ることができる。ただし、羽化した後は、水辺から遠く離れた樹林地などで過ごし、多摩丘陵で見られるのは9月になってからである。撮影した里山では、昨年までは確認したことがなく、生息は不確かだが、数キロ離れた場所に確実な繁殖池があるから、新たな繁殖の場を求めて飛んできた可能性もある。
タカネトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.18)
タカネトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.18)
タカネトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.18)
タカネトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 320 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2011.9.18)
こんばんは~。
あれ?ネタバラし、しちゃったんですね(笑)
どのような状況でああなったのかは分かりませんが、
命を救えてよかったです。
1,2枚目は背景が暗く、闇夜に浮かぶ黄金色のトンボって感じがして、いいですね。
胸の輝きも綺麗に出ていますね。
3,4枚目の緑色に染まった感じも素敵です。
私は明日あたりアップしようと思っております。
出会いのきっかけは伏せておこうかな(笑)
うっすさん、こんばんは。
タカネトンボは自分で止まったわけではないので、生態学的には正しくない状況かもしれません。チョウの翅は、死んでしまってからも美しいままですが、トンボは死んでしまうと、複眼も体も色あせてしまいます。偶然ですが、助けられて良かったですね。