ストックはトンボの写真しかなくなってしまい、今週はトンボの話題が続くことに・・・
写真のたいへん地味なイトトンボは、ホソミイトトンボの夏型と言われる種類である。6月頃から見られ、8月頃には姿を消す。しかし、8月頃にはホソミイトトンボの越冬型が現れ、そのまま成虫で冬を越す。やはり地味な色合いであるが、越冬後の春、4月頃になると美しいブルーの体色へと変化するのである。(ホソミイトトンボ(ペア))
夏型が夏に産んだ卵は、短期間で成長して越冬型として羽化し、越冬型が春に産んだ卵は、短期間で成長して夏型として羽化すると考えられるが、確かな研究報告はない。
トンボの多くが幼虫(ヤゴ)で越冬するが、ホソミイトトンボのように成虫のまま越冬するものは、他にオツネントンボとホソミオツネントンボがおり、これらも地味な褐色であるが、春に成熟するとオツネントンボは複眼が、ホソミオツネントンボは体全体が青くなる。しかしながら、夏型は存在しない。
ホソミイトトンボ(夏型)
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1000(撮影地:山梨県北杜市 2011.7.16)
ホソミイトトンボ(夏型)
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1600(撮影地:山梨県北杜市 2011.7.16)
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