8月は、天候が悪かったり、出かけても撮りたいものに出会えなかったり、撮っても駄作ばかり。また、8月は本業が忙しく、月~金は睡眠が4時間であり、ブログの更新が滞ってしまった。気が付けば、8月も最後の週末。しかし、また天気が・・・いや、諦めるわけにはいかない! 関東の天気が悪いなら、天気の良い所に行けば良い。
23時に出発して静岡県磐田市へ。昨日(8/26)は、東京都内において記録的なゲリラ豪雨があったが、東名高速も焼津付近が豪雨で睡魔も消えるほどであった。30分の休憩を1回取り、午前3時半に無事到着。空には、星が輝いている。早く来た理由は、マルタンヤンマの早朝飛行を見るためである。そして、ある希少種とまだ撮影したことのない4種類の昆虫を収めるために、片道260kmを走ってきた。
結果は、また希少種に会うことが出来ず、雨が降ってきたために午前11時には引き揚げたが、4種類の新たな昆虫を撮影することができた。まずは、コバネアオイトトンボ
コバネアオイトトンボ(Lestes japonicus)は、アオイトトンボに似ているが、翅胸側面の金属緑色の部分の先端が,第2側縫線に全く届かないことと、成熟しても胸側は白い粉を吹かない。成熟するとオスの複眼は、コバルトブルーになり、たいへん美しい。
コバネアオイトトンボは、北海道から九州までの平地や低山地の挺水植物が繁茂する池沼に生息しているが、産地は極めて局地的で絶滅に瀕しており、環境省RDBで絶滅危惧Ⅱ類に指定され、東京都では「絶滅」している。今回訪れた池沼は確実な生息地であるが、個体数は極めて少なく、発見できたのは2頭のみで、まだ成熟していなかった。この個体は、10月頃には奇麗なコバルトブルーの複眼になるだろう。
コバネアオイトトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/640秒 ISO 200(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
コバネアオイトトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
コバネアオイトトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/500秒 ISO 200(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
コバネアオイトトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 1/250秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
コバネアオイトトンボ
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:静岡県磐田市 2011.8.27)
こんにちは。本当にお疲れさまでした。
睡眠時間が4時間程度とのこと。
私にはとても真似ができません。
くれぐれも運転だけはお気をつけ下さいね。
新しい種類が見つかって良かったですね。
静岡へは、休憩はしたものの結局、徹夜でした。それでも、趣味ですから何も辛いことはないのですが、本業が忙しく、その前の4日間がずっと4時間の睡眠でしたから、その方がきついです。
平日は4時間睡眠、金曜は徹夜、土曜は5時間睡眠、日曜日は6時間睡眠、毎週こんな感じの8月でした。