標高約1300m、富士山中腹のブナやミズナラを中心とした広葉樹の原生林にもヒメボタルが生息している。ここのヒメボタルは、秩父と同じ深夜型。21時半では、ほとんど光っていなかったが、22時を過ぎると光りながら飛翔するようになり、 23時半頃には、真っ暗な原生林が光の明滅で埋め尽くされる。全体では、数千頭規模の生息数だと思われる。
昨年に一人で2回訪れているが、最初は時間が早かったのか1頭も光っておらず、恐怖感から待機もできず退散。2回目は、濃霧でまったく何も見えず退散。1年後、3回目の訪問で奇跡との出会いとなった。
この様子をきれいに撮るのは難しい。19時頃から待機して、まず背景だけを撮影し、後からヒメボタルの光をPCで合成するか、 ISO 1600 のフィルムで1時間くらい露光する以外に方法はないように思う。掲載の写真は、合成なしの5分露光だが、原生林の中で乱舞するヒメボタルは光しか写らない。あまりの暗さに、さすがのヒメボタルも木にぶつかるものがいた。
ヒメボタル
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 300秒 ISO 1600(撮影地:静岡県富士宮市 2011.7.23)
ヒメボタル
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 300秒 ISO 1600(撮影地:静岡県富士宮市 2011.7.23)
ヒメボタル
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 300秒 ISO 1600(撮影地:静岡県富士宮市 2011.7.23)
ヒメボタル、写真では光りだけしか見えなくても
真っ暗らな中で飛んでいる姿がとても幻想的に感じられました。
数千匹もいるのでしたら素晴らしい光景でしょうね。
先日テレビで身延山近くのホタルを放送していましたが
昔は麦わらで編んだ蛍篭似ホタルを入れたとか・・・
風情があっていいですね。今はもうそんなことしないでしょうけれど・・・
granma様、真っ暗闇に黄金色の小さな光があちこちでフラッシュのようにピカピカ光っているのです。
ゲンジボタルは、風情という言葉が当てはまりますが、ヒメボタルは、この上ない幻想的な光景に言葉を失います。
おー、幻想的な世界が広がりますね。
数千の数ですか・・・
合成なしで、ココまで撮れるとは凄いですね。
見たかったなぁ。
ここまで見事な世界が見れれば、恐怖感も消えますか?(笑)
こんにちは。
富士山に行かれたんですね。
富士山とホタルは全く結びつきませんでした。
でも自然の宝庫ですから、いて当然でした。
ヒメボタルが木にぶつかることもあるんですか。
富士山麓に、これほどのヒメボタルが生息しているとは思いませんでした、
とてもよい経験でした。
しかし、ヒメボタルがたくさん光っていても、友人と二人でなければ怖くて行けないです。
多摩NTの住人様、こんばんは。
もしかしたら、富士山麓のどこにでもヒメボタルが生息しているかもしれません。
深夜に、樹海を歩く人は限られていますから、知らないだけかもしれません。
とにかく、暗いです。ホタルの光以外は何も見えません。
そして森の中は、木が生い茂っているので、
さすがに目のいいヒメボタルも木にぶつかるのでしょう。
ただ、ぶつかって落ちたのを確認したのは1匹だけでしたので、そのヒメボタルが
たまたまとろいやつだったのかもしれませんが・・・