湿地でミドリシジミを撮影していたら、サラサヤンマ(Sarasaeschna pryeri)のオスが飛んできてホバリングを始めた。何と、目の前30cmのところでホバリングすることもあり、驚いてしまった。人を警戒してのことか、それとも恐れないのか? 時々、ハンノキの根元あたりの幹に止まるが、一瞬、目を離すとどこにいるのか分からなくなる。かなりの保護色である。
サラサヤンマは、体長が6cm程しかなく、ヤンマの仲間では一番小さい。関東では5月初めころに羽化して、雑木林の中で過ごし、成熟する6月に湿地に戻ってくる。サラサヤンマのサラサは、更紗(さらさ)模様から付けられている。更紗模様は、東南アジア系の模様の総称。同じ紋様が繰り返し増殖していく様式は、輪廻転生のように無限に再生する生命観を表現したものと考えられている。
サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/160秒 ISO 3200 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.19)
サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.19)
サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.19)
サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.19)
サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.19)
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