スジグロボタル(Pristolycus sagulatus)は、湿地に生息している。それは、幼虫がゲンジボタルのような水生ではなく、またヒメボタルのような陸生でもない、湿った場所で生活する半水生であるからだ。スジグロボタルの幼虫は、カワニナ等の巻貝を食べる時だけ、水中に入る、変わった生態である。参照:スジグロボタルの幼虫
埼玉県入間市には、ゼフィルスの撮影に行ったのだが、湿地に入るとスジグロボタルが目に入った。生息していることは知っていたが、6月も半ばを過ぎた頃に見られるとは思っていなかった。今年は、秩父のヒメボタルの発生が平年より1週間ほど遅かった。また、いつも観察に行く八王子市では、今年は例年の発生時期に見ることができなかった。もし、入間市のスジグロボタルの発生も遅いのであれば、今年は、陸生ホタル全般の発生が1週間くらい遅いと言える。水生のホタルと違って、気温の変化の影響を受けやすいので、今後、詳しく検証したいと思う。
スジグロボタルの生息環境
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/80秒 ISO 3200 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.18)
スジグロボタル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/80秒 ISO 3200 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.18)
スジグロボタル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.18)
スジグロボタル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.18)
交尾をするスジグロボタル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用 (撮影地:埼玉県入間市 2011.6.18)
こんにちは。
ホタルもいろいろな種類があるんですね。
見たいとは思いますが、なかなか機会がなくて残念です。
こちらの写真で楽しませていただいております。
多摩NTの住人様、こんばんは。
東京では9種類のホタルは見られますが、陸生のホタル(昼間に活動し夜にはほどんど光らない)であれば、多摩NTの住人様のフィールドでもたくさんいます。草むらにいますので、植物をお撮りになられている時、遭遇しているかもしれません。