オオセスジイトトンボ(Cercion plagiosum)は、体長約40mmでイトトンボ科の中では最も大きい。周囲が木立に覆われた比較的開けた池沼を好み、本種の継続発生には浮葉植物・挺水植物・沈水植物という水生植物が必要となるが、環境悪化によって激減しており、現在では千葉、茨城、新潟、宮城、秋田、青森県のみで生息が確認されているだけで、また各県の現存生息地数もそれぞれ1~10ヶ所程度であり、環境省カテゴリでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)にランクされている。
未成熟なオオセスジイトトンボのオスとメスは明るい緑色であるが、成熟したオスは、美しい青色になる。オオセスジイトトンボは、クロイトトンボやオオイトトンボ、セスジイトトンボ、ムスジイトトンボ、オオモノサシトンボなどと生息域と重なっている場合が多いが、オオセスジイトトンボの個体数ははるかに少ない。撮影した千葉県においては、最重要保護生物種に指定されている。
オオセスジイトトンボ(未成熟)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 3200 (撮影地:千葉県 2011.6.12)
オオセスジイトトンボ(未成熟)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/640秒 ISO 3200 (撮影地:千葉県 2011.6.12)
オオセスジイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 400 (撮影地:千葉県 2011.6.12)
オオセスジイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 500 (撮影地:千葉県 2011.6.12)
オオセスジイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 1000 (撮影地:千葉県 2011.6.12)
こんばんは~。
綺麗な写真だなー^^
稀少性のあるイトトンボもこんなに綺麗に撮って貰って、
幸せものです。
今年はまだイトトンボの類は見ていないのです。
イトトンボの顔って、結構パンチが効いてますね(笑)
こんばんは。
お気づきでしょうか?1枚目と2枚目の写真ですが、口を開けているのです。まるでしゃべっているか、笑っているようにも見えるのが、何ともユーモラスで・・・