オオモノサシトンボ(Copera tokyoensis)は、昭和11年に東京都葛飾区水元で新種として発見された学名にトウキョウの名がつくトンボである。環境省カテゴリで絶滅危惧ⅠB類(EN)にランクされ、国内では本州の一部(関東地方と新潟県、宮城県)にのみに生息する。関東地方の生息地は24ヶ所のみで、神奈川県では絶滅、東京都と栃木県では1ヶ所ずつで絶滅寸前になっている。昨年に撮影したモノサシトンボより、ひと回り大きく、黒味が強い。
幸い、訪れた生息地は環境が安定しており、多数のオオモノサシトンボを普通に見ることができる。心ない採集マニアから守るために撮影場所は千葉県のみの表記とする。
オオモノサシトンボ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/640秒 ISO 3200 (撮影地:千葉県 2011.6.12 4:59)
オオモノサシトンボ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 640 (撮影地:千葉県 2011.6.12 7:02)
朝露をまとうオオモノサシトンボ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/320秒 ISO 3200 (撮影地:千葉県 2011.6.12 5:00)
オオモノサシトンボ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 250 (撮影地:千葉県 2011.6.12 7:03)
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