ハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra)は、体長の割に腹部が極端に太く扁平で短いという独特の体形が特徴。ハラビロトンボのオスは、未熟期はメスとよく似た黄色い体色をしており黄褐色の地に黒い斑紋が並んでいる。少し成熟が進むと黄褐色の部分が黒ずんできて、さらに成熟が進むと、体はほとんど真っ黒になってしまう。その後、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになり、顔面の額上部が青色の金属光沢を放つようになる。
あきる野市の里山では、いくつも湿地や水田があるが、ハラビロトンボは、ヨツボシトンボがいる小さな湿地でのみ飛び交っており、メスは1匹も見当たらなかった。
ハラビロトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 -1EV(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)
ハラビロトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)
ハラビロトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)
ハラビロトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 320(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)
ハラビロトンボ、カッコいいですね。
ご無沙汰です。ハラビロトンボは、東京では準絶滅危惧に分類されており、現時点では絶滅の危険度は低くても、生息条件の変化によっては絶滅危惧として上位ランクに移行する要素を持っています。多摩地区では、どこにでもいるトンボではなく、やはり生息地は限られています。