クロサナエ(Davidius fujiama)は、山地の渓流に生息する体長45mmほどの小型のサナエトンボ(ダビドサナエ属)で、4月末ころから出現し、7月初めころまで見られる。メスはオスよりも腹部が太く黄色味が強い。写真は、羽化したばかりのメスのクロサナエで、ひらひらと飛んで岸辺の葉の上に止まった。まだ、体も柔らかい。翅は、まるでセメダイン風船のような感じである。1週間後に同じ場所に行ってみたが、色づいたクロサナエは1匹も確認することができなかった。
クロサナエ(羽化直後)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 1600(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.8)
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