渓流の河原で今年もハンミョウに出合った。昨年は、ハンミョウを求めて3日間山中を歩いて、最後にようやく裏高尾で見つけたが、その後、あきる野市の渓流でミルンヤンマを撮影した時に、偶然に出合ったりもした。今回も、その渓流である。さすがに3回目となると、ハンミョウとの付き合い方も分かり、色々な角度から撮らせていただいた。
このハンミョウ、意外とその生態は分かっていない。特に、生活史のサイクルはほとんど記述がない。この成虫は、越冬したものなのか、あるいは羽化したばかりなのか、寿命はどのくらいなのか、地域特性はあるのか・・・研究したら、面白いに違いない。
ハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.14)
ハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.14)
ハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.14)
ハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.14)
ハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.14)
昆虫採集者に対して
ハンミョウを撮影した沢には、ムカシトンボ等のトンボ類やその他多くの昆虫が生息しているが、昆虫採集者も多い。この日は、大型の捕虫網をもった年配の男性3人組を見かけた。私も35年以上前は捕虫網で虫を追いかけ、その時の標本は、今でも大切に幾つかの標本箱として持っているが、分類の研究をしない限りは、単なるコレクションにすぎない。自然の中で生きている昆虫を殺して、箱の中に収めて眺めることに意味はないと思ってからは、虫捕りではなく、虫撮りに変更した。
見かけたマニアたちは、私がオナガアゲハやアオバセセリを撮影した花の咲く場所で、飛んでくるチョウを手当たり次第に捕まえては殺し、パラフィン紙に包んで三角ケースに収めていた。網を振りかざすから、花もぼろぼろである。言葉を交わせば、きっとこう言うだろう。
「何も悪いことはしていない。我々が捕ったくらいでは、いなくならない。」
そうかも知れない。しかし、毎日、違う人がここを訪れて、あるチョウを1匹ずつ捕まえたらどうなるだろうか。100人来れば100匹いなくなるのである。チョウだけではなく、ホタルでも同様なことが各地で行われている。天然記念物でもなければ、条例もない。国立でも国定公園でもないから、法的に捕るなとは言えない。
このことを家内に話すと、「その人たちも、捕獲されて針に刺されればいい。」と言い切った。
こんばんは~。
おぉー、ハンミョウ、いいなー。
綺麗だなー。
私も最近は蝶撮りで歩くときはハンミョウの姿を探していますが、
まだお目にかかっていません。
色んな角度で撮影もされていて、素晴らしですね。
やっぱり狙い目は沢や河原ですかね。
虫取り連中はほんと悲しいことをやってくれます。
子供ならしょうがないなと思いながら容認していますが、
それでも、根こそぎ持って行かないでねと言います。
何が目的で採取をしているのか、一度聞いてみたい。
昆虫たちを単なる捕獲対象としか見ていない連中は、痛みが分からない連中なんだと思います。
一度ハンミョウの生息場所が分かれば、比較的容易に出会える昆虫であることを知りました。今度は、幼虫の巣穴を探してみようと思います。
昆虫採集マニアの方々からもコメントをいただきたいところですが、おそらく、写真を撮るのも自然破壊とおしゃるでしょう。
以前、光るホタルに懐中電灯を向けている方にやめていただくよう話をしたということを記事にしましたら、あなたはどれだけホタルに優しいのか?観察と写真撮影というが、あなたの考えはエゴだとコメントをいただいたことがあります。
そういう方々には、何を言っても理解は得られないのだということを知りました。
ちなみに、ハンミョウのいる沢は、ヤマメ禁漁、バーベキュー禁止の立て看板が随所に立っていますが、皆、お構いなしです。