ナガサキアゲハ(Papilio memnon)は、温暖化により東京でもすっかり普通種となってしまった南方系のチョウである。幼虫はナミアゲハと同じくミカン、カラタチなどミカン科の栽培種各種を食草とするので、定着率も上がったのだろう。昨年は、二度ほど撮影しているが、いずれもメスのナガサキアゲハであった。今日は、東京都三鷹市を流れる野川を散策中にオスのナガサキアゲハに出合った。大きくて幅広い翅と尾状突起がないのがナガサキアゲハの特徴(アゲハチョウ科では、他にアオスジアゲハ)で、メスに比べればシックである。性的二形が顕著であるのもアゲハチョウ科の中では珍しい。
ナガサキアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 400(撮影地:東京都三鷹市 2011.5.15)
ナガサキアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 400(撮影地:東京都三鷹市 2011.5.15)
こんばんは~。
漆黒の翅が美しいですね。
東京でもすっかりお馴染みの蝶になってしまいました。
新宿御苑でも確実に繁殖し、ミカンの木に幼虫の姿もしばしば見られます。
温暖化で見られるチョウが増えるのは嬉しいのか、悩む問題ですね。
新宿御苑にも生息しているとは驚きですね。
南方系の昆虫が、人為的ではなく自然に移動することは問題ないと個人的には思います。
東京に住んでいながら新宿御苑には、まだ一度も行ったことがありませんので、今度、行ったみようと思います。