昨年、何度も撮影して掲載したウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ)。可憐で美しい春のチョウだが、なかなかその魅力を写真で表現できない。今回は、気温15℃で曇天。ウスバアゲハは、全く飛ぶことなく葉で休んでいた。晴天時に花々に止まる姿が最もチョウらしくて良いが、曇りの柔らかい光線の下では、翅の白さが際立って美しい。やはり、ウスバアゲハよりもウスバシロチョウという名前が似合う。
ウスバアゲハ(Parnassius citrinarius)は、アゲハチョウ科(Papilionidae)/ウスバアゲハ亜科(Parnassiinae)/ウスバアゲハ族(Parnassiini)/ウスバアゲハ属(Parnassius)に属するチョウで、学名のParnassiusはギリシャ神話のアポロが住む山、Panassos(パルナッソス)山からきている。アポロウスバを代表するこの仲間は、世界でも愛好家が多くいるチョウである。
ウスバアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/250秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.5)
ウスバアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 640(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.5)
ウスバアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 320(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.5)
ウスバアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 400(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.5)
こんばんは~。
ウスバ、撮影されたんですね~。
このチョウの魅力を出す撮影は難しいですね。
私も狙っていた撮影方法があったのですが、とうとう実現できませんでした。
しかし、1枚目の一面緑の世界の白い蝶はゾクッときました。
ボケをここまで生かした写真が凄いです。
あきる野市にもポイントがあるんですね。
そろそろウスバアゲハが発生しているかとポイントに行ってみたら2頭ばかりいました。1枚目は、スギナを背景にしましたが、曇り空でしたので柔らかい緑色のボケになり、ウスバアゲハの白さが引き立ちました。このボケ味は、タムロン90mmマクロならではのものだと思います。私も結構気に入っている1枚です。
昨日は、本来はムカシトンボ、サラサヤンマ、トラフジジミ狙いだったのですが、曇りで気温が低かったので、まったく見ることができませんでした。そのかわり、ウスバアゲハは、思う存分撮らせていただきました。