コツバメ(Callophrys ferrea ferrea)は、春にだけ出現するたいへん地味なシジミチョウ科のチョウである。翅の表は美しい青色であるが、翅を開いて止まることはほとんどなく、その青色を撮影した生態写真は無いに等しい。
地面のわずかな水分を吸水しているのだろうか。掲載写真のように林道におりたった様子を見ると、地味な翅裏の模様が保護色になっている事が分かる。まだ昆虫が少ない春の雑木林において、鳥などの天敵から身を守るための戦略なのかもしれない。
コツバメ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 400(撮影地:東京都あきる野市 2011.4.16)
コツバメ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 400(撮影地:東京都あきる野市 2011.4.16)
こんばんは~。
とても明るくてクリアなお写真ですね。
コツバメの複雑な模様がハッキリ見えます。
マクロで撮影されたようですが、よく近づけましたねぇ。
コツバメは、偶然に目の前に飛んできて林道に降りて吸水していました。午前9時頃だったのでまだ気温が低く、かなり接近しても大丈夫でした。コツバメは、翅裏の模様が特徴的ですが、できれば開翅してほしいですね。