久しぶりに長距離ドライブである。9日14時半に国立を出発し、まずは千葉県勝浦市へ。ゲンジボタルの幼虫が蛹になるために、水中から陸地へと光りながら上陸する様子を観察。(記事は、後日掲載。)勝浦市に18時に到着し、22時まで観察と撮影。
その後、栃木県那須町へと向かう。伊王野にあるミツマタの群生を撮るためである。途中、東北道の黒磯PAで1時間ほど仮眠し、現地に10日の朝5時に到着。
山道を徒歩で登ると、すぐにミツマタの群生地はあった。ミツマタは枝が必ず3つに分かれるのがその名の由来。皮は和紙の原料になるが、那須では紙すきが盛んではなかったために、群生するミツマタ自生地が残されたとも言える。
若干、満開には早かったようだが、杉林の斜面に広がる黄色の花は ヒメボタルの乱舞のようにも見える。杉林の管理上、下草であるミツマタを刈り取ることが必要なのかもしれないが、できれば残しておきたい風景である。
ミツマタ
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F11 25秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:栃木県那須郡那須町 2011.4.10)
ミツマタ
Canon EOS 5D Mark2 / EF 17-35/2.8L USM
絞り優先AE F20 8秒 ISO 100(撮影地:栃木県那須郡那須町 2011.4.10)
ミツマタの群生地は二か所あり、山奥の方は山全体がミツマタであると聞くが、体力的に無理と判断し7時に撤収。帰りがけに、宇都宮餃子と佐野ラーメンを土産に買い、午前9時半に帰宅。走行距離は、687km。それなりに目的を果たし、充実感のある誕生日であった。
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