「わが園に 梅の花散る ひさかたの
天より雪の 流れくるかも 」
大伴旅人
白梅の花びらが、空から降ってくる雪のように美しいという。万葉人になったつもりで白梅を撮ってみた。昨年、吉野梅郷を訪れて満開の梅林に感動したが、全体の風景として捉えると美しくても、花のアップではどうしても絵にならず、梅は難しいと思い込んでいた。梅は、バラ科のサクラ属。良く見れば、バラのようでもありサクラのようでもある。見方を変えると、苦手意識を克服できるかもしれない。
白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/640秒 ISO 200 +1 1/3EV(撮影地:東京都国分寺市 2011.3.20)
白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/1000秒 ISO 200 +1 1/3EV(撮影地:東京都国分寺市 2011.3.20)
私と同じタムロンの90ミリマクロを使って撮っていらっしゃるのを見て
このように優しい白梅を見せて頂くと感動してしまいます。
前ボケの入れ方がいつも素晴らしいと思っています。
今、外は雪が降っており、ベランダは真っ白です。白梅の純な白さを雪の美しさに例えた万葉人の感性を現代人は忘れてしまっているような気がします。
タムロンの90ミリマクロレンズは、ボケが美しいことで有名ですが、まだまだ使いこなせません。見せたいところだけをシャープに、そして他はきれいにぼかす・・・難しいです。
こんにちは。
またまた素晴らしい出来の写真ですね。
春の暖かさが感じられる傑作です。
白梅が、和風ではなく洋風な花に写ってしまいました。何でもぼかせばいいってもんでもないですね。