マダラヤンマ(Aeshna mixta soneharai)は、ルリボシヤンマと オオルリボシヤンマと同じルリボシヤンマ属であるが、マダラヤンマは2種よりも小型で、成熟したオスは腹部斑紋と複眼が瑠璃色となり、とても美しい。平地のヨシなどの挺水植物が多い池沼に生息するが、生息地はかなり局地的で稀少であり、栃木県や長野県では、市の天然記念物に指定している所も少なくない。
自宅から200km以上の距離を走ってマダラヤンマに会いに来た。運良く近くに静止している個体を発見したが、初めて見るマダラヤンマに興奮し、構図などお構いなしに撮影した。気を取り直して、撮影し直そうとすると、ヨシの茂みの奥に飛んでいってしまった。またこの日は、交尾するマダラヤンマにも合うことができた。オスと同じ瑠璃色のメスが多い中、撮影したマダラヤンマのメスはメス型のメスで、シーズン中、毎日通っても1度会えるかどうかだという。5mほど先のヨシに止まった所を200mmに3倍のコンバージョンレンズを付けて撮影した。(35mm換算で960mm)掲載写真は、トリミングはしていない。
マダラヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/250秒 ISO 250 -1/3EV(撮影地:栃木県 2010.10.11)
マダラヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/320秒 ISO 400(撮影地:栃木県 2010.10.11)
マダラヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/250秒 ISO 320(撮影地:栃木県 2010.10.11)
マダラヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 1/6400秒 ISO 200 -2 1/3EV(撮影地:栃木県 2010.10.11)
マダラヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
Kenko Teleplus PRO 300
絞り優先AE F4.5 1/250秒 ISO 2000 -2/3EV(撮影地:栃木県 2010.10.11)
こんばんは~。
栃木に行かれたのですね。
素晴らしい出会いが会ったようで、羨ましいです。
このヤンマは聞いたこともありません。
飛翔写真まで撮られているとは、さすがです。
オオキトンボもゲットとは、羨ましい。
遠征はしてみるもんですね。
トンボ撮りたさに200kmの移動、その気持よく分かります。
子供の昆虫採集は仕方ないと思いますが、
大人が虫取り網持っている姿を見ると、何のために?って思いますね。
採取した数を競っている話など聞くと、無性に腹が立ちます。
マダラヤンマ良いですね。
四国からだと富山が一番近い生息地になるのでしょうか。
この仲間は、ルリボシヤンマが唯一徳島で見られるだけです。
Tigerうっすさん、kazupapaさん、コメントありがとうございます。撮影に行った場所では、マダラヤンマがぶんぶん飛んでいるので、飛翔の写真は何十枚も撮れば何とかなるのですが、交尾のシーンと、ヨシの中で休んでいるマダラヤンマに出会えたことは、とてもラッキーでした。でなければ、欲求不満のまま帰っていたと思います。
今年は、地元で大学の研究員の方に頼まれてトンボの分布調査をしています。
オオキトンボは、環境省のメッシュで繊細調査をおこなっています。
自分の記録用に、オオキ&キトンボも入れています。
URLはトンボトップページへ入れておりますのでご確認ください。
http://kazupapa766.hp.infoseek.co.jp/tonboindex.html
訪れた場所にオオキトンボが生息していることは間違いなく、天然記念物にも指定されていますので、また来年のシーズン中に再訪して、今度は図鑑的な写真を撮りたいと思います。