コナギは、ミズアオイ科に分類される一年性の植物。原産地である東南アジアから各地へ水稲耕作の伝播ともに伝わったと考えられており、日本のものも帰化植物と考えられている。ミズアオイと同様、水田雑草であるが、除草剤や農薬が使われるようになってからは減少し、ミズアオイにおいては、絶滅危惧種になっている。私がよく通うフィールドの里山(東京のあきる野市や埼玉県の比企郡)では、農薬や除草剤は使っていないため、コナギが多く生えている。イナゴの数も多い。こうした環境は、手間も時間もかかり作業は大変だが、古くは万葉集にも登場するコナギ。本来の里山環境の大切さを教えてくれるものの1つだ。
コナギ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 640 +2/3(撮影地:東京都あきる野市 2010.09.26)
こんにちは。
コナギをご覧になったんですね。
私は、今年は見られませんでした。
いつも見ている湿地が夏の間、干上がっていたので枯れてしまったのかも知れません。生育地がどんどん少なくなっているようです。
今年は、猛暑で更に雨も降りませんでしたので、私も多くの場所で干上がった湿地を見ました。植物も昆虫も、ちゃんと生き延びてくれれば良いのですが・・・心配です。