ルリボシヤンマ(Aeshna juncea juncea)は、7月中旬頃から羽化し、10月下旬頃まで見られるヤンマである。寒冷な気候を好み、標高の高い池や湿地に多く生息し、温暖な平地では少なくなると言われているが、平地である東京都あきる野市の谷戸での生息を確認した。
谷戸の休耕田に出来た浅い池の上で、長時間ホバリングしており、横を流れる細い小川を行き来するオニヤンマも、追い払っていた。ヤゴは成長が遅く、成虫になるまで2~4年を要するというから、長期間安定した環境でなければ耐えてしまう種である。そういう意味では、この場所は適していると言える。また、同じ場所に生息するギンヤンマやクロスジギンヤンマは、既に見られなくなっているので、発生時期をずらしていることも重要な意味を持っていると考えられる。
ルリボシヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 1600(撮影地:東京都あきる野市 2010.09.11)
ルリボシヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/320秒 ISO 500(撮影地:東京都あきる野市 2010.09.11)
ルリボシヤンマの生息地
Canon EOS 10D / SIGMA AF28-80mm
絞り優先AE F6.3 1/200秒 ISO 400(撮影地:東京都あきる野市 2009.06.14)
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