クロサンショウウオの幼生

| コメント(0)

 クロサンショウウオ(Hynobius nigrescens)は、東日本に広く分布し、山麓から2000m級の高山にいる止水性のサンショウウオである。卵嚢は、他のサンショウウオと異なり、乳白色で紡錘形のアケビのような卵嚢である。
 このクロサンショウウオの写真は、まだ幼生で鰓が発達しているのがよく分かる。成長するに従って鰓はなくなり、その頃には手足も出ていてサンショウウオらしい形態となる。その後、成体になると陸地で生活するといわれている。写真は、志賀高原のひょうたん池で撮影したものだが、池の浅い所に多くの幼生がじっとしていた。
 かつて観察したことがあるが、白馬大池と八方池のクロサンショウウオは、鰓がなくなり、かなり大きくなっても池の中で泳いでいる。5月下旬頃には卵塊も観察できる。

IMG_0755.jpg

クロサンショウウオの幼生
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/250秒 ISO 2500(撮影地:長野県下高井郡山ノ内町 2010.07.31)

コメントする

アーカイブ

アイテム

  • IMG_3311.jpg
  • IMG_3310.jpg
  • IMG_3309.jpg
  • IMG_3308.jpg
  • IMG_3307.jpg
  • IMG_3306.jpg
  • IMG_3305.jpg
  • IMG_3304.jpg
  • IMG_3303.jpg
  • IMG_3302.jpg
Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。

自然を愛し、自然をたいせつにする写真家です。
自然を愛する写真家
自然を愛する写真家バッジ

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

チャレンジ25キャンペーン
チャレンジ25宣言

写真表示

  1. 掲載写真は、クリックしますと全て拡大表示されます。
  2. ただし、HP容量の関係上、古い記事で写真が綺麗でないものは、写真が×マークになっており表示されません。
  3. 写真の著作権は古河義仁に帰属します。詳しくは「写真映像の貸出使用について」をご覧下さい。

写真の理念と昆虫リスト

  • 購読する(Atom) atom
  • 購読する(RSS 1.0) rss
  • 購読する(RSS 2.0) rss