TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD MACRO

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 自然風景の撮影は、広角レンズ、50mmの標準レンズ、そして望遠レンズなど、写したい風景によって様々なレンズを使うが、これまで望遠系のレンズは、Canon EF 100-300mm /4.5-5.6 USM というズームレンズを使用していた。このレンズは、軽量コンパクトで超音波モーターUSM(Ultrasonic Motor)も搭載しているので使いやすいが、解像度が低いのが難点であった。また自然風景では、もう少し焦点距離の短いレンズの必要性を感じていたため、70-200mm のズームレンズが欲しいと思っていた。

 今回、仲間入りしたレンズは、TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO Model A001 という大口径望遠ズーム。同じクラスのレンズには、Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM と SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM がある。
 Canonは、手ブレ補正機構IS(Image Stabilizer)と超音波モーターUSM(Ultrasonic Motor)が搭載された素晴らしいレンズだが、非常に高価で、最短撮影距離 1.2m、最大撮影倍率 0.21倍である。SIGMAは、価格はCanonの半額以下であり、HSMという超音波モーターでAFも高速化と静粛性を実現しており、更に最短撮影距離100cm、最大撮影倍率 0.29倍とマクロ撮影もできる。
 一方TAMRONは、3本の中で一番軽量(1150g)、そしてもっとも背景のボケがソフトで綺麗な描写で、逆光の影響をまったく受けずズーム両域ともに開放から解像力が安定して高い等々の評価があり、しかも最短撮影距離 0.95m、最大撮影倍率 0.32倍 と本格的なマクロ撮影も可能だ。サブ機の EOS 7D に付ければ、焦点距離や撮影倍率は1.6倍になる。手ブレ補正機構や超音波モーターはないが、三脚でじっくりと撮影するには問題はない。これらが決め手となり、TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO Model A001 を購入した。

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Canon EOS 5D Mark2
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO Model A001

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Canon EOS 5D Mark2
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO Model A001

 ブラックベリーの花(自宅ベランダの鉢植え)が咲いていたので試し撮りをしてみた。1m程の距離で焦点距離200mmで撮影。かなりいい加減に撮ったので、写真そのものは美しくないが、TAMRON 90mm マクロに似てボケがソフトで綺麗だ。ピントの合った部分はシャープである。これならば、望遠ならではの大きなボケを活かしつつ、花やチョウ、トンボなどを近づかなくても撮影できる。もちろん、風景撮影も70mm という焦点距離から美しく撮れるだろう。

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ブラックベリー
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD MACRO
絞り優先AE F2.8 1/160秒 ISO 100

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ブラックベリー
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD MACRO
絞り優先AE F5.6 1/40秒 ISO 100

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