あきる野市の里山を散策中に見つけたゲンジボタルのメス。発生する谷戸から200mほど離れた林道脇の草の裏で休んでいた。ゲンジボタルは、昼間はこうして草や木の葉の裏でじっと休んでいるが、大抵は、飛翔範囲の茂みである。発生する谷戸から離れた所ということは、この辺りも飛翔範囲なのだろう。かつては、里山の中央湿地全体を飛んでいたが、里山の放置による環境悪化と、心ないホタル鑑賞者の車や懐中電灯の明かりによって、1つの谷戸の奥だけで発生し飛翔するだけになってしまった。昨今は、NPOによって水田化や交通規制など保全活動が行われ、里山の再生が進む中で、少しずつ生息範囲や飛翔範囲が広がってきたのかも知れない。喜ばしいことである。
ゲンジボタル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/400秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.06.26)
ゲンジボタル
Canon EOS 7D/ TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/320秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.06.26)
コメントする