水生植物の茂った溜め池は、東京都内ではほとんどなくなってしまったが、千葉県や埼玉県にはまだ多くある。特に埼玉県の小川町には、大小さまざまな溜め池が数多く点在している。こうした溜め池は、水生昆虫の生息場所として大切で、止水系のトンボ類の繁殖にも欠かせない。時期的に若干早いのか、イトトンボやヤンマ類はまだ見られなかった。しかし、溜め池の隣には水田が広がっており、シオカラトンボがたくさん飛んでいる。農薬をほとんど使用していないのだろう。タニシも多い。畦道の草には、あちこちに羽化殻があり、羽化したばかりのシオカラトンボが羽ばたく準備をしている。翅は、まだセロファンのように柔らかく透き通っている。
トンボ池
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1(撮影地:埼玉県比企郡小川町 2010.06.06)
シオカラトンボの羽化殻
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/1250秒 ISO 200(撮影地:埼玉県比企郡小川町 2010.06.06)
羽化したシオカラトンボ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/250秒 ISO 200(撮影地:埼玉県比企郡小川町 2010.06.06)
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