アゲハモドキ(Epicopeia hainesii)は、アゲハモドキガ科に分類されるガの一種だ。アゲハチョウ科に属するジャコウアゲハにそっくりで擬態していると考えられる。ジャコウアゲハは、幼虫の食草であるウマノスズクサ類にアルカロイドの一種のアリストロキア酸が含まれているため、成虫になっても体内に毒が蓄積しており、鳥などはこのチョウを食べることはない。黒色と赤色の体色は、毒のある印である。アゲハモドキは、自分自身は毒をもっていなくてもジャコウアゲハを真似ることによって外敵から身を守っている。ホタルにも毒があるが、ホタルを真似る昆虫もいる。このアゲハモドキ、どことなく悪魔や魔女を思わせる妖艶さがある。
アゲハモドキ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 1250(撮影地:埼玉県比企郡小川町 2010.06.06)
アゲハモドキ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 200(撮影地:埼玉県比企郡小川町 2010.06.06)
こんにちは はじめまして。
これはジャコウアゲハではなく、アゲハモドキという昼行性の蛾ですね。擬態の好例として有名です。
よく見ると、触角の形、翅の形、全体の色合いの違いが判ると思います。
charandporand様、ご指摘ありがとうございます。どうも複眼の形、大きさがおかしいと思いつつ、ジャコウアゲハと思いこみで掲載してしまいました。よく調べるとやはり、ご指摘のようにアゲハモドキですね。しかし、似ていますね。