クロマドボタルのメスが羽化した。蛹化から13日目である。羽化までの日数は、ゲンジボタルとほぼ同じである。他のサンプルがないので比較はできないが、友人の観察したクロマドボタルのメスの羽化までの日数と環境から、ゲンジボタル同様に積算温度によって羽化までの日数が変化することが考えられる。
クロマドボタルのメスは、羽が退化しており飛ぶことはできない。上翅は、写真のように胸部に僅かばかり残るだけである。もっぱら地上を歩き回り、時には木の枝にも登る。オスは触角が発達しており、フェロモンによって配偶行動に至るようである。一見、グロテスクでホタルとは思えないが、マドボタル属のメスは、このような形態をしているのが特徴た。クロマドボタルのオスの写真はこちらに掲載している。 様々なホタルの写真
クロマドボタルの羽化殻
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F22 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用
クロマドボタル(メス成虫)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F22 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用
クロマドボタル(メス成虫)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F22 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用
メスの成虫、羽化おめでとうございます。
ようやくお目に掛かることができました。何とも不思議な昆虫ですね。ヒメボタルり写真は、思った以上に撮れていましたので、安心しました。来年は一緒に行きましょう。