ゲンジボタルの観察と撮影に、毎年訪れている千葉県勝浦市に行って来た。まず、千葉県唯一のヒメボタル生息地を視察。初めて訪れたが、南房総特有の原生林が広がる素晴らしい場所であった。続いて、ゲンジボタル生息地の第1ポイントへ行き、暗くなるまで待機したが、19時半を過ぎても2匹しか発光しなかった。今年は4月に低温と降雨が少なかったため、どうやら1週間前後遅いようである。急いで第2のポイントへ。こちらでは発生しているものの、やはり数は少な目であった。
今まで、ホタルの風景写真はフィルムのみで撮影していたが、今年はデジタルでの撮影を初めて本格的に試みることにした。デジタルカメラのホタル撮影は、背景を予め撮影しておき、後からコマ撮りのホタルの光をPCソフトで何十枚と合成することが広く行われているが、この方法は、時間の非連続性から生態写真、或いは写真としての価値はないと思っている。デジタルカメラでも、フィルム(銀塩)カメラと同じように撮影すれば良い。勝浦のゲンジボタルは、発光している時間が長いので、光跡が綺麗な線や弧ではないのが特徴である。
ゲンジボタルの飛翔時間終了まで居たかったのだが、20時半で切り上げ、埼玉県秩父市のヒメボタルの発生地に向かった。
ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ F1.4 100秒 ISO 400 合成なし(撮影地:千葉県勝浦市 2010.06.05)
ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ F2.8 180秒 ISO 400 合成なし(撮影地:千葉県勝浦市 2010.06.05)
千葉県勝浦市の蛍の名所は・・・
コメントをいただきましてありがとうございます。
大変、申し訳ございませんが、生息地などの情報の掲載は、
基本的に控えておりますので、いただきましたコメントを
編集させていただきました。
ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。