イワウチワ(Shortia uniflora)は、イワウメ科イワウチワ属の常緑多年草。近畿地方以東、中部地方、関東地方北部、東北地方の各山地の半陰地の岩場に生育する。イワウチワという和名は、岩場の上に咲き葉の形が団扇に似ているところからつけられた。
東京では、花の百名山(イワウチワ)大岳山が有名だが、見頃は4月上旬頃なので既に終わってしまっている。そこで、秩父の熊倉山(1,427m)に行って来た。
午前3時半に自宅を出て、青梅、名栗、正丸経由で秩父を目指す。芝桜の羊山公園を素通りし、午前5時半に城山コース登山口(600m)に到着。一息ついて登山開始。イワウチワは、標高およそ1,300mより上の岩場に咲いているという。標高差700mを登る訳だが、最初から急勾配で杉林の中をジグザグに進む。それが延々と続く。まるで新宿の高層ビルの階段を1階から上がるようなものである。高層ビルは200m程しかないから、その3倍以上もあるのだ。1時間半ほど登ると、岩がゴロゴロしてくる。すぐに見つけられた。イワウチワである。正確には、コイワウチワ(Shortia uniflora Maxim. var. kantoensis T.Yamaz)だ。コイワウチワは、東北から関東の太平洋側に生えるイワウチワの変種で、葉が小型で、葉脈が目立つものが多い。1,400m付近の岩場では、あちこちに咲いていた。群落こそないが、白や薄いピンク色の花はとても清楚である。滑落しないように気を付けながら写真を撮った。(登山者は、下山途中に3組とすれ違っただけだった。)
コイワウチワ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/13秒,F5.6,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
コイワウチワ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/100秒,F2.8,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
コイワウチワ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/100秒,F2.8,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/25秒,F5.6,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
コイワウチワ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/15秒,F5.6,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
コイワウチワ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE,1/60秒,F5.6,ISO100(撮影地:埼玉県秩父市荒川村熊倉山 2010.05.03)
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