ハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra)は、体長3~4cm 程度で体長の割に腹部が極端に太く扁平で短いという独特の体形をしている。平地の浅い池沼、湿地、休耕田などに生息しており、羽化水域の近辺で摂食活動を行う。未熟なうちは雌雄とも全身が黄色を基調とした体色をしている。成熟するにつれて雄は全身が黒化したのち、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになるが、雌は体色が全体的に濃くなる程度である。また雄雌ともに顔面の額上部が青色の金属光沢を放つようになる。
ハラビロトンボ/オス(未成熟)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200 (撮影地:東京都あきる野市 2010.05.22)
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