カワトンボ属は、以前ニシカワトンボ,ヒガシカワトンボ,オオカワトンボの3種に分類されていたが、DNA鑑定により分類が改編され、ヒガシカワトンボはニホンカワトンボ(Mnais costalis)となりニシカワトンボは、アサヒナカワトンボ(Mnais pruinosa)となった。しかしながらこの2種を区別するのは、たいへん難しい。翅の色は橙赤色の他に淡いオレンジや無色のタイプがあり、生息地も混生している知的がある。東京多摩地域では混生しているので、掲載種は翅の縁紋の位置と形状で同定したが、どちらもニホンカワトンボの可能性もある。
一方、アオハダトンボ属の仲間はミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia)の他、アオハダトンボ(Calopteryx japonica)とハグロトンボ(Calopteryx atrata)があるが、特徴がはっきりしているので掲載種はミヤマカワトンボと同定した。
アサヒナカワトンボ(ニシカワトンボ)
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/800秒 ISO 200 (撮影地:東京都あきる野市 2010.05.22)
ニホンカワトンボ(ヒガシカワトンボ)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200 (撮影地:東京都あきる野市 2010.05.22)
ミヤマカワトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F9.0 1/320秒 ISO 200 (撮影地:東京都あきる野市 2010.05.22)
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