ゲンジボタルやヘイケボタルの幼虫は水中で生活しているが、これはむしろ珍しいことで、ほとんどのホタルの幼虫は林などの陸地で生活している。クロマドボタルも陸生ホタルで、幼虫はカタツムリなどを食べている。幼虫は歩き回りながらよく発光するが、前蛹(蛹に脱皮する前の状態)の時は驚いた時に強く発光する。
写真は、発光するクロマドボタルの前蛹を撮影したもの。ゲンジボタルのように土に潜って土まゆを造らずに、落ち葉の下などで横になって蛹化する。完全に無防備状態である。おそらく、アリなどに襲われそうになった時に、発光する事で威嚇しているのではないだろうか。
発光するクロマドボタルの前蛹
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
バルブ撮影 F5.6 44秒 ISO 400 ストロボ使用(後幕シンクロ)
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