SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG というレンズの最大の特徴は、絞り値が F45 まであることである。花の写真では、絞り開放でボケの美しさを表現することが基本であるが、図鑑的写真では、被写界深度が深い方が良い場合もある。例えば、直径0.5mm 程のホタルの卵を撮影した場合、中間リングを介しての高倍率撮影では、ピントの合う範囲(奥行き)は、僅かである。絞りを開放にした場合は、ほとんど面だけになってしまい、何の写真か分からなくなってしまう。こういう場合は、できる限り絞る必要がある。この SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG は、こうした図鑑的写真撮影時に、他のレンズでは表せないピントの深い写真が撮影できるのである。
Canon EOS 7D に SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG を付けてスミレを撮ってみた。今回、野外での手持ち撮影のため絞り込むことができず、開放に近いF3.2で撮影した。(絞り込んでの高倍率撮影は、次回試したいと思う。) 解像度は、愛用の TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 に比べて劣るものの、ボケもまずまずで、短いワーキングディスタンスを活かした50mm(APS-Cでは80mm相当)ならではの撮影にも重宝しそうである。
撮影したスミレは水田の畦に咲いていた。花はたいへん小さく、ニョイスミレ(別名ツボスミレ)であると教えていただいた。
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F3.2 1/1600秒 ISO 200
こんにちは。
立派なカメラですね。羨ましいです。
スミレは何でしょうね。ニョイスミレ(ツボスミレ)のように見えますが、いかがでしょう。オオイヌノフグリよりは少し大きいとは思いますが・・。
ありがとうございます。どうやらニョイスミレのようです。