ギフチョウ(Luehdorfia japonica)は、アゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科に分類される里山に生息するチョウで、4月上旬の2週間ほどしか見ることができない昆虫版スプリング・エフェメラルである。かつては東京都下の多摩丘陵・高尾山とその周辺にも生息していたが、里山の放棄・放置や乱獲などにより完全に絶滅している。全国的にも減少傾向にある絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)の貴重なチョウである。東京近郊では、神奈川県の一部でしか見ることができない。この地区のギフチョウは、神奈川県の天然記念物され地元の保護団体により保全されているが、保全として他地域からの移入が行われた経緯があるようで、遺伝子攪乱が起こっている可能性が大きい。ゲンジボタル同様にたいへんデリケートな問題であるが、完全に定着し、多くの個体が自然発生することは、嬉しいことではある。食草は、ウマノスズクサ科のカンアオイ属で、この地域にはカントウカンアオイがたいへん多く自生している。
今日は、気温も高く天気も良かったので、絶好のギフチョウ日和であった。友人と9時半頃から山を登り始めたが、麓や尾根、山頂でも数頭のギフチョウに出会うことができた。
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F4.5 1/2000秒 ISO 200(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 400(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/125秒 ISO 1250(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/800秒 ISO 20(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/800秒 ISO 200(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/1000秒 ISO 200(撮影地:神奈川県相模原市 2010.04.10)
コメントありがとうございました。
どの写真もシャープで素晴らしく撮られていますね。
ツツジの写真は、ギフチョウの色と調和して素晴らしいです。
私の方は、当日の写真(700枚)整理が終わってません。
当日は、古河さんともお話したのかもしれませんが、色々な方とお話をしましたので判りません。
いずれにしても、本当に楽しい1日でした。
今後ともよろしくお願い致します。
ごま様、当方の拙いブログにお越し下さいましてありがとうございます。700枚もお撮りになられたのですね。私は、オリンパスOM-2という古いフィルムカメラを長年使っていました(今でも現役ですが)ので、その癖がぬけず、ギフチョウは5カットしか撮りませんでした。随分とシャッターチャンスを逃していると思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
はじめましてryuです。
コメントをいただきましてありがとうございます。
クリアで空気までが伝わってくるお写真ですね。
今期は5回撮影に行きまして、内2回は空手で帰ってきました。撮影できた3回も発生している個体数が少なくてなかなか撮影チャンスが恵まれませんでした。でも自然の中で無心に蝶を追いかけているのは楽しいです。