里山の谷戸や雑木林では、少しずつ咲く花の種類が増え始めている。この日は、気温が低く、時折霧雨が混じる天気だったが、スミレの仲間は雑木林の縁に元気に咲いていた。小川の土手では、先週までは咲いていなかった花が1つの群落を作っていた。調べてみるとカキドオシという花のようだ。離れて見ると小さな花は青紫色で、それが緑の中に点々と輝いて見えて美しい。雑木林では、山桜がほころび始めていたが、一番目を引いたのはウグイスカグラだ。背丈ほどの細い木で、淡いピンク色のラッパ状の花が下向きに咲いている。
花はじっとしていて動かないから、本当なら風景同様に三脚を使用した方が、もっとちゃんとした写真が撮れるかもしれないが、カーボン製とはいえ、大きな三脚を担ぎながら野山を歩くのは少々しんどい。その代わりに、昨今では一脚を愛用している。杖代わりにもなって楽であるし、クイックシューを併用しているので、直ぐにカメラを取り付けて撮影できる。手持ちではきつい姿勢でも、そこそこ安心してシャッターが切れる。
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 250(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/160秒 ISO 800(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/160秒 ISO 320(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.04.04)
こんにちは。
スミレが本当に可愛いですね。
それぞれ個性のある顔立ちが上手く撮れていると思います。
一脚は便利そうですね。
多摩NTの住人様、こんばんは。スミレは図鑑写真になってしまいましたが、いくつかの種類が咲いていたので撮ってみました。同定は難しいので、正確な名前はわかりませんが、野に咲く小さな花が好きで、つい撮ってしまいます。今後は、もっと勉強して綺麗に撮れるようにがんばります。
野に咲くスミレたち、清楚で可愛いですね。
カキドオシもこんなふうに咲いていると
とても可愛くみえます。
名前を示す札が立っている訳でないので
いつも何スミレかなと思います。
帰って来て調べても色が目で見た時とカメラや
パソコンの液晶で違って出たりしてあっているか
どうか難しく感じます。
全体の姿や葉を撮って来れば良かったと後悔することが
多々あります。
古河義仁さん、こんにちは。
昨日は、弊ブログ「メカロクの写真日記 2」をご訪問くださり、ありがとうございました。
ギフチョウについては頂いたコメントへのレスで少し触れましたし、ちょっと気になったこともあるので、こちらにコメントさせて頂きます。
>この日は、野を覆うほどのオオイヌノフグリが花を開かずにいるほど気温が低く、また時折霧雨が混じる天気だったが、
オオイヌノフグリは、私の大好きな「野の花」で、毎年、咲き始めの頃には、数十枚~数百枚も撮ります。
この花は、氷点下にまで冷え込んだ日でも、朝陽を浴びると元気に花を開きますが、暖かい日でも、陽が射さなければ殆ど花を開きません。
つまり、この日に花を開かなかったのは、寒かったからではなく、陽が射さなかったからではないかと思料します。
>調べてみるとカキドウシという花のようだ。
「茎がつる状で、垣根を通り抜けることから」付いた名前だそうで、granma さんもさりげなく書かれていますが、「カキドウシ」ではなく、「カキドオシ(垣通し)」ですね。
カントリソウ(疳取草)ともいうそうです。
なお、今の時季は、未だつる状になる前の立ち性のものが殆どだと思います。
メカロク様、当方の拙いブログにお越し下さいましてありがとうございます。また、ご教授もいただきまして、感謝申し上げます。植物に関しては素人ですので、一通り調べてから掲載するのですが、ご指摘のようにオオイヌノフグリが花を開かなかったのは、寒かったからではなく、陽が射さなかったからだと思います。ニリンソウやカタクリ等、多くの植物に共通している特徴ですね。「カキドオシ」という種名についても、早速訂正いたしました。
どうぞ、今後ともよろしくお願い申し上げます。