梅が綺麗だと聞いたので、家からほど近い東京都国立市の谷保天満宮に行ってみた。小さな梅林であるが数十本の梅が咲き誇り、大勢のギャラリーを集めていた。ほとんどがカメラマンさん達で、カメラを三脚に据えて試行錯誤している。昨日、花を撮るのは難しいとコメントしたが、梅は特に難しいと思う。梅の花はきれいだが、これをどう写真に切り取るかを考えると、どうしても上手くいかない。主役でも脇役でも広い風景の中に彩りの1つとして収めるなら別だが、これだけ枝のうるさい梅が近景では、私が心を動かされる場面には、残念ながら出くわさなかった。感動する視点は人それぞれ違う。100人いれば100通りの絵ができると思うが、皆さん、どのような写真をお撮りになったのだろうか。
そんな訳で、一人だけ隅っこで皆さんと違う被写体を撮って帰ってきた。苔と霜である。コケに霜が降りていて、日の光に輝いていた。この場所では、梅よりも心を動かされた小さな小さな風景。緑色のジュータンに散った梅の花びらや椿でも点在していれば、最高なのだろうけれど・・・そんな風景はまたの機会にして、今回はあまり綺麗とは言えないが、コケについた霜を3枚。等倍近くのマクロなので出来るだけ絞り込んで、ストロボを補助光として使った。
Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
Canon マクロツインライトMT-24EX E-TTL /絞り優先AE 1/60秒 F25 ISO400(撮影場所:東京都国立市)
Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
Canon マクロツインライトMT-24EX E-TTL /絞り優先AE 1/60秒 F25 ISO400(撮影場所:東京都国立野市)
Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
Canon マクロツインライトMT-24EX E-TTL /絞り優先AE 1/80秒 F13 ISO400(撮影場所:東京都国立野市)
苔と霜の3枚の写真、とても綺麗ですね。
私なら梅に見とれて足元の小さな被写体を逃して
しまっていると思います。
でもこれからは苔や霜を注意深く観察するように
なると思います。
春は小さな足元の雑草(?)を見て歩いているのですが・・・
ホタルを一昨年の夏志賀高原で石の湯(?)に見に行ったのを
思い出しました。
granma様、早速のご訪問ありがとうございます。
志賀高原でホタルをご覧になったのですね。私は、まだ訪れたことがないのですが、志賀高原は、近年、天然記念物にも指定された生態学的にも面白いホタルの生息地です。発生の期間が長いので有名です。ホタルが卵を産むのが水際のコケですので、ホタルつながりでコケにも興味を持つようになりました。ホタルがいない場所でも、つい「産卵に適したコケかな?」という目で見てしまいます。
はじめまして
自然の姿がマクロの世界でこんなにも幻想的に見せてくださるなんて
素敵な写真の数々に驚いています。
これからゆっくり鑑賞させていただきます。
丁寧なコメントも参考にさせていただきます。
まだまだブログも写真も見習い中・勉強中の身です。
tomo様、コメントありがとうございます。
マクロの世界は、レンズを通してのみ訪れることができる世界です。普段では気をとめることのない足下にさえ、マクロの世界は広がっており、見る者に新鮮さと驚きを与えてくれます。私の写真は拙いもので、何の参考にもならないと思いますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。