この霜柱は、前回紹介した植物のシモバシラではなく、土の表面にできる霜柱。 地中の温度が0℃以上で地表の温度が0℃以下のときに、地中の水分が毛細管現象によって地表にしみ出し、柱状に凍結したものだ。 子供の頃は10cm以上もある長い霜柱をよく目にしたものだが、昨今は見ることが少なくなったように思う。この畑もせいぜい5cmくらいだ。 日が当たれば、すぐに溶けてしまう。冬の風物詩であり季語でもあるが、温暖化は、こうしたさりげない自然現象も忘れさせてしまうのだろうか。
Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
Canon マクロツインライトMT-24EX E-TTL / 絞り優先AE 1/60秒 F22 -2/3補正 ISO400
こちらは霜である。霜は、風も弱く穏やかに晴れた夜は放射冷却が発生し、朝の地面付近の温度は0℃以下となる。 この時、空気中の水蒸気が昇華し葉などの表面から針状の氷が結晶として伸びる。この結晶のことを霜と言う。 開けた畑の隅に生えている草の葉は、どれも真っ白である。手袋なしでは、30分もするとカメラを持っていられないほどかじかんでいた。
Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
Canon マクロツインライトMT-24EX E-TTL / 絞り優先AE 1/60秒 F22 -2/3補正 ISO400
植物につく霜は、冬の良い被写体ですね。